会員リレートーク
会員リレートーク⑤
1975卒
田村和弘さん
昭和50年1975年に卒業して、48年になります。
7月半ば、この時期、静かな高校一帯が祇園祭で賑わっていたことを思いだします。今年は、史上初めて3年もの中断を経ての開催。コンコンチキリンの祇園囃子が聴こえると、季節を感じ、暑い夏を乗り切る元気をもらいます。
卒業後になりますが、創立100周年事業の百年史編纂に携わり、様々な分野で活躍された先輩方の足跡を辿る中で、改めて長い歴史を実感したことを印象深く記憶しています。
私事では、大学卒業後、臼杵市役所に入職、平成25年2013年から副市長を務めています。市役所には、高校の同級生が多く入職し、この心強い仲間達に支えられ今日があると感謝しています。
臼杵のまちは、半世紀を過ぎても、変わらず風光明媚、城下町の佇まいなど、住みやすいまちです。しかし、社会環境は大きく変わり、市街地の空洞化、少子高齢化は、全国の地方都市同様です。最近の市内出身者の本校入学者は、約80人(定員175人)で、ここ数年の出生数は約140人まで低下しています。2005年合併時約44千人だった人口は、2040年、約25千人と半減し、高齢化率45%と予測されています。
こんな中、2021年、臼杵市はユネスコ創造都市に認定され、食文化が世界に認められました。伝統の祇園祭り、国宝臼杵石仏など唯一無二を持つ、「ふるさと臼杵を、次の世代につなげる!」そのために、どうすれば良いか、日々悩み取り組んでいます。同窓生の皆様にもお知恵、お力をお貸しいただければ幸いです。
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